紹介予定派遣の特徴
紹介予定派遣とは、人材派遣と紹介の機能を同時に持つものであり、一定期間派遣社員として働いた後、労働者と企業側で直接雇用契約を結ぶという意思があった場合に雇用主が派遣会社から企業へと移行します。
派遣社員として働いてきた後に、そのままの職場で社員という立場になるのが特徴です。
メリットやデメリットは?
紹介予定派遣のメリットは、事前に正社員登用後の雇用条件を明示してもらうことができるため、直接雇用後の給与や勤務時間、休憩時間や福利厚生に関しての詳細を知ってから利用するかどうかを選べます。
また、求人会社と求職者が合っているかを確認してから判断できるのも魅力でしょう。
紹介予定派遣であっても、これまでと同様に派遣会社からのサポートを受けながら働けるため、期間中に悩みや相談を持ち掛けることができます。
しかし、紹介予定派遣を利用した場合でも必ず正社員になれるわけではなく、契約期間のある契約社員や、時給制の準社員などの形態で雇用される場合があります。
他にも正社員や契約社員になったと同時に、時給が下がり収入が少なくなるといったケースもあるので念頭に置いておきましょう。
正社員登用までの流れ
紹介予定派遣から正社員登用までの流れは、このようになっています。
①面接や履歴書などで選考をする
②最初は派遣社員で勤務を行う
③期間終了後に担当者から入社の意思確認がある
④双方が入社を希望した場合、正社員として勤務できる
最初に紹介予定派遣を希望する場合、面接や履歴書などの書類選考が行われます。
そこで合格した場合、最初は派遣社員として3~6ヶ月程度働きます。
派遣社員として働いている期間は、入社予定であっても雇用主は派遣会社となります。
その後、担当者から入社を希望するか意思確認が行われますが、企業側に拒否されてしまった場合は、自分が望んでいても正社員にはなれないので注意しましょう。
ここで双方の合意に至ると社員として勤務できますが、全てが正社員になれるわけではありません。
また、双方の合意に至っても再度面接や試験を経て確定になるケースもあります。
企業によって変わってくるので、事前に確認しておくと良いでしょう。