転職のつなぎで派遣をする際の注意点
転職先が見つからない状態で退職となると収入がなくなるので、つなぎとして派遣を始める人は少なくありません。
ただ、思うように転職活動が進まず、ずるずると派遣が続いてしまうことも多いので注意点を確認しておきましょう。
・フルタイムでの転職活動は難しい
ある程度の収入を確保するためにはフルタイムでの勤務が有利となります。
しかし、フルタイムで仕事を入れると転職活動の時間が確保できず、ずるずると長引いてしまう原因となってしまいます。
・退職は契約期間が終了してから
派遣社員は正社員やアルバイトと異なり、重大な事情や理由がない限り契約期間内の退職は認められません。
契約期間中に内定をもらった場合、転職先が決まったからとすぐに退職できる可能性は低く、採用のチャンスを逃してしまう可能性があります。
・有給が取りにくい
派遣社員にも有給がありますが、正社員に比べて取りにくい傾向があります。
労働基準法により半年以上勤務すれば有給の資格が得られますが、転職活動と並行して働く場合は条件を満たさない可能性があります。
面接は通常平日となるので有給がとれない場合は欠勤する必要があり、それが何度もあると考えると気が重くなるかもしれません。
つなぎ派遣のポイント
正社員のつなぎとして働くのであれば、辞めやすい期間で職場を選ぶ必要があります。
契約終了のタイミングで入社できるように、契約期間を定めて働くようにしましょう。
また、派遣会社や派遣先につなぎであることは、あらかじめ伝えておいてください。
下手に隠して働き続けるよりも、最初から伝えておいた方が退職の際に事がスムーズに運びやすくなります。
派遣会社側も転職のつなぎとして働きやすい職場を紹介してくれる可能性があります。
つなぎでおすすめの仕事
中長期の転職活動を想定している場合は、案件が豊富で時給の高さが魅力的な工場ラインのつなぎ派遣がおすすめです。
技術の取得に時間がかかるので、単純作業かライン監視の仕事が最適です。
短期的なつなぎ派遣なら、日払いが多いイベントスタッフや警備員などを選んでみましょう。